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<地方都市の概要>
萩市(はぎし)は、中国地方の西部、山口県の北部に位置する、日本海に面した市である。
江戸時代に、毛利氏が治める長州藩の本拠地となった都市として有名である。

一方を日本海に面し、三方が山に囲まれた都市である。
その上に道路・鉄道・港湾の整備も遅かったため
、山陽側の市町村と比べると発展が弱かった。
山陽新幹線博多駅開業時は観光客が増加し、人口も増加するが、
その後は観光客の減少と共に人口も減少した。
新制の萩市として発足後の2005年国勢調査においても、人口の減少が目立ち、
特に合併前の旧町村での減少傾向が目立つ。

幕末から戦前にかけては政財界の大物を多く出すなど、
かつては中央たる東京や近畿地方への指向が強かったが、
最近では、進学・就職なども九州への指向が強い。

司馬遼太郎の幕末小説である『世に棲む日日』や『花神』は、この街が舞台になっている。

萩市は、全国有数のデルタ地帯にある。
旧・川上村から流れる阿武川(あぶがわ)は川島地区で2つに分かれ、橋本川と松本川となって日本海に注ぐ。
また、両河川からは新堀川、藍場川といった小河川が分岐し、市街を流れている。

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■萩焼■

萩焼(はぎやき)は山口県萩市一帯で焼かれる陶器。
古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人好みの器を焼いてきたことで知られる焼き物である。
萩焼の特徴は原料に用いられる陶土とそれに混ぜる釉薬の具合によって生じる
「貫入」と
使い込むことによって生じる「七化け」がある。
貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態になることで、
七化けとはその貫入が原因で、長年使い込むとそこにお茶やお酒が浸透し、器表面の色が適当に変化し、
枯れた味わいを見せることである。
素地の色を生かすため、模様は地味だが根強いファンが多く、市内界隈には新規を含め、多数の窯元が存在する。

萩焼は慶長9年に藩主毛利輝元の命によって、朝鮮人陶工、李勺光、李敬の兄弟が城下で御用窯を築いたのが始まりとされる。
よって当初は朝鮮半島の高麗茶碗に似ており、手法も形状も同じものを用いていた。
後に兄弟はそれぞれ別々の流派を生み出し、今日まで継続している。
一方で、明治期には苦境に立たされており、その時に休雪が休雪白という独特の作風を確立し、萩焼を中興している。
文化財の指定は意外と時間がかかっており、2002年1月に漸く、経済産業省指定伝統的工芸品の指定を受けた。


■友好都市提携を拒否された都市■
会津若松市(福島県)
萩市が、会津戦争で会津藩と敵対した長州藩の本拠地である事から。
1986年、敵として戦った戊辰戦争から120周年を記念してそろそろ和解を、と友好都市提携を持ちかけたが、
会津若松市民の多くが「いまだ時期尚早である」「我々は恨みを忘れていない」として、友好都市になることに反対した。
戊辰戦争後、長州藩が鶴ヶ城下に残った2000人以上に上る会津藩士、商人、農民の遺体の埋葬を禁じた
(放置された藩士や女性、子供の亡骸は腐敗し、カラスのえさになったとされる)件に端を発しているとされており、
会津若松市民の中には、賊軍という理由だけで埋葬を禁じた非人道的な行為についての謝罪が一切無いことに対して、
まだ許すことは出来ないと考える人がいる。
現在でも、行政レベル、市民レベルでの交流は幾度と無く試されているが、未だ和解には至っていない。

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